季節をたのしむ、暮らしをたのしむ

風の神ピタカカムイ

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このお墓には、誕生して間もなく天に召された4つの小さな命が眠っています。
どういうわけか次々に落下する鳥の雛を、こどもが見つけました。まだ目も開いていない生まれたての雛。巣は工場の屋根のこちらからは見えないところあるようです。小さな雛からするとずいぶん高いところから落ちたものだから、どの子も間もなく動かなくなってしまいました。
こどもは
「おなかがこうやって動いているよ」
「さっきと顔の向きが変わったよ」
「いっぴきはまだ少しあたたかいよ」
「ずかんのヒナもしんだふりしてるみたいだった」…

穴のあくほど見ていてもピクリともしない雛たち。お墓を作ってあげることを提案したのですが、なかなか心が決まらないようでした。
夕方近くなってようやく穴を掘り、4つの小さなからだをきれいに並べて、その上にそっと土をかぶせました。それから「かぜのかみ ピタカかむい」という札を書いて立て、お花を摘みに出かけました。
お墓とわかるように周りを石で囲み「あしたはこどもの日なのに。とりのこどもだってこどもの日なのに。かわいそうだね。あんまりギュウギュウづめかな。」と言うこどもに
「かわいそうだったけど、あなたがお墓を作ってくれて、嬉しいと思うよ。ギュウギュウって一緒で嬉しいと思うよ。」と返しました。
本当にかわいそう。そして、心温まる体験でした。

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